Kii's Open Field

Kii's Open Field

2014年2月25日火曜日

雪に埋もれたブルーベリー畑

冬囲いをしたブルーベリーが、ほぼすべて雪に埋まっている。
これじゃあ冬囲いの意味がない?

現時点ではそう見えるかも知れない。
けれども冬囲いの目的は、積雪期と融雪期の雪害からの防御にある。
積雪期とは、どんどん降り積もっていく時期。
融雪期は、春になり融け進んでいく時期。
これらの時期に、地面方向の雪による圧力から守るために雪囲いをする。
また、雪が少なくて、枝が雪の上に露出している場合は、凍害に遭いやすいとのこと。
写真のように、すっかり雪に覆われていれば大丈夫なのだろう。

今年もでっかくて甘いブルーベリーが実りますように!




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2014年2月23日日曜日

ぶどう棚危うし

余市気象台の積雪は2月22日時点で144cm。
仁木町 Kii's Open Field 積雪計(手製の定規)では約125cm。
夏は身長より高いぶどう棚を、通路から見下ろしている。
今年も雪が多い。

本州も南岸低気圧の影響で大雪に見舞われ、ぶどうハウスが倒壊し、まったく収穫できなくなってしまったとのニュース。他人ごとではない。
自然相手の農業。
ある程度覚悟のこととはいえ、その自然(気候)が近年暴れているようだ。

当園のぶどうは露地栽培で、ハウスではないのだが、ご覧のとおり積雪で、ぶどう棚の針金に雪がギリギリまで迫ってきている。写真左下部のように一部は雪に埋まってしまっているところも。あと20cmくらい積もれば、かなりの部分が埋まってしまいそう。
針金はそう簡単に破断しそうにないと思われるのだが、雪解けの際は下向きの圧力が掛かるため、融雪に圧されて直径2mmの針金が切れてしまうこともある。

そう、畑の横でピースしている場合じゃありません。



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2014年2月18日火曜日

除雪機

毎年同じ気候はない。
この冬は北からの寒気と、発達した南岸低気圧が衝突して、本州方面は記録的な大雪になった。
北海道では、その南岸低気圧がまだ居残っていて、断続的に降雪となっている。

少し小降りになったときを見計らって除雪に出動。
道路から自宅、畑の入り口まで、約1時間強の除雪作業は、この除雪機がなくてはならない。
実は昨日から、バッテリーが上がったり、雪を飛ばすブロアのギアが入らなかったりと、機械の機嫌が良くない。でもなんとか起動して、手作業では難しいところをこれから除雪に向かう。
本州に住んでいる頃は、こんな機械を使うなんて、夢にも思わなかった。


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2014年2月14日金曜日

今日は剪定日和

北海道仁木町は、新潟、山形などと同様に日本海側の気候。
さわやかな(乾燥した)夏に熟するさくらんぼや、プルーン秋のぶどう、梨をはじめとして、果物栽培に適している。
逆に、冬は豪雪・・・といっても、最大積雪は1mを少し超える程度。
適度に(?)雪があるので、あまり寒すぎず、北海道の中では比較的温暖。

というわけで、冬は天気の悪い日が多く、温暖とはいってもマイナス温度の中、2月初めから剪定作業を開始しました。


写真は、プルーンを剪定しているところです。
え?誰だかわからない?
顔は仮面ライダー風(古い?)、衣装は黒子風。
寒さと陽焼け防止のためです。
足元は分厚いウレタンが入ったごつい防寒長靴。
見えにくいですが、手元は−60℃にも耐える防寒手袋。
眼鏡の上から耐紫外線のスキー用ゴーグル。
ゴアの冬用雨具の下には、写真では確認できませんがダウンジャケット。

写真左手のトレイは、プラスチック製のソリ。その上には剪定した太めの枝。
細い枝はそのまま畑に(緑肥)。太めの枝は、後日スモーク材になる?

ここのところ珍しく陽射しが得られ、この装備で動きまわると少し汗ばむほど。
今年も豊作を祈って、花芽の具合を確認しながら鋏を入れていきます。

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