Kii's Open Field

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2014年6月27日金曜日

さくらんぼ収穫直前、畑の風景

さくらんぼ収穫開始をいつから(何日後)にするかを思案中。

今年は春からの好天と高温で成育が進み、早めの成熟が見込まれていた。
本日、既に佐藤錦はスタンバイOKの様子?
でも、もう数日我慢して、ぐっと味が乗ってくるのを待つ。


このところ北海道は再び乾期に入った模様。
畑の植物は皆、水を欲しがっている。
そこで、収穫間近のさくらんぼ以外に灌水。
プルーン、西洋梨などはスプリンクラーで、小柄な樹のブルーベリーは手掛け灌水。
人間も水が欲しくなるけれど。

樹々は水をもらって喜んでくれたか?



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2014年6月26日木曜日

街の宝(2)

地元仁木の中学生が農園に来てくれた。

今日は仁木中学校の「職業体験」で、4人の生徒さんたちが来園、
朝から夕方まで、農作業、加工の体験。

はじめは大人しいな、という印象だったけど、
作業をはじめたら皆集中、競い合って完成を目指す。
農作業は、ブルーベリー園地の草取り、さくらんぼの反射シート設置、出荷箱の組立て準備など。加工体験は、収穫したさくらんぼを使ってクラフティを作成。
最後に、自分たちで作ったスイーツを楽しみながらの懇談では、みんなの爆笑が部屋の外まで溢れだす。

私たちにとっては、特別に楽しい1日だった。
生徒たちにとっても、有意義な行事であったら幸いなんだけど。

作業を終え、さくらんぼ畑の前で

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2014年6月9日月曜日

テデトール ぶどう編

果物を育てていて困ること、いろいろとあります。
一番困るのは、果実が成らないこと。
いや、それ以上に避けたいのは、樹が元気を失い、やがては枯れてしまうこと。
元気よく実っていた樹が、秋に突然真っ先に葉を落としてしまうことがあります。

次に、虫や病気。
私たちは減農薬栽培のため「耕種的防除」を積極的に行います。
これは農薬に頼るばかりではなく、陽当り良く、風通し良く、病気などのもととなる自然要因を緩和し、樹を健康にしていく方法です。
その最終手段は「テデトール」。
虫や病気になった部位を、文字通り手で除去します。
さくらんぼを始め、全種類の樹、約700本のすべてを夫婦ふたりで観察して対処。

              ブルーベリーに付いたカイガラムシ


このところ、カイガラムシが増えています。
カイガラムシにもいろいろと種類があり、樹によって異なる種がやってきます。
名前の通り、普段は数ミリほどの貝のような殻で身を守りながら、じっと樹液を吸って植物を弱らせます。今年は気温が高く乾燥気味で、虫の発生も多いようです。
カイガラムシは樹の皮の隙間に潜り込んでいることが多く、見つけにくいですが、カイガラムシの排出液に群がるアリが走り回っているので、その行き先に必ずカイガラムシが見つかります。見つけて潰すと、卵と思われる粉が飛び散ったり、柔らかいものは汁が出たりと、なかなか食欲をソソる作業です。

私たちも虫に強くなったなぁ・・・


             ぶどうの枝で潰したカイガラムシの跡

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