Kii's Open Field

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2015年2月20日金曜日

西洋梨開花

一足先に春がやってきたような。
自宅の花瓶でひっそりと開花。
2月2日に剪定した、西洋梨ブランディワイン。

毎年お花見を楽しんでいる。
凍害を受けていないかどうかのチェックを兼ねて。
これから、プルーン、桜桃(さくらんぼ)と、剪定した順番に咲いていく予定。

切除した枝を室内の花瓶などで1週間ほど置くと、だんだん芽が膨らんでくる。
その後さらに約1週間して、なんとか開花に至る。
その花は自然の中で咲くものよりも小さく弱々しい。
温度と水だけではなく、根が土から吸収した栄養分を運んでやることが必要なのだ。

暖かい地方では、すでに梅の見頃を迎えつつあるようですが、
北海道のこの地で、実際に畑で花が咲くのは5月になってから。
この冬は気温が高め。
休眠中の樹々はわずかずつだが準備を始めているかも知れず、
このまま推移すれば、例年より早めの開花が予測される。

春に向けての準備を急がなくては。

1つの果房から最大7個ほどの花が咲く

こちらはまだ蕾。中央の風船が白く膨らんだ翌日くらいに開花する


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2015年2月7日土曜日

雪の上で剪定開始!

2月1日から剪定を開始しました。

まずは西洋梨、続いてプルーン、桜桃(さくらんぼ)と進めていきます。

西洋梨は比較的凍害などを受けにくく、現在栽培している品種は授粉も安定しています。秋の果物の出来具合は、開花後の管理による部分も多いと考えています。そこで、私たちはシーズン初めの剪定は、西洋梨からと決めています。

どんな風に剪定しているか、写真を見てください。

今日はこの季節の北海道日本海側としては珍しく、とても良い天気に恵まれました。
写っているのは剪定前の樹です。
立枝がいっぱい見えます。
2人で剪定しています。
両名とも完全防備。
防水上着の下に、もう1枚ダウンを着ています。
スキー用のゴーグルは、眼を守るためです。
実際、今日のような良い天気の日は、雪からの反射が眩しくて、まともに眼を開いていられないくらいです。





剪定の仕上がりで、その年の収穫までの道筋の何割かの運命が決まります。
樹種によって、同じ樹種でも品種により、栽培管理の中に占める剪定の重要度は異なりますが。

果樹栽培の教科書を何冊も読み、毎年剪定講習会に必ず参加しています。けれども当たり前のことですが、畑には教科書通りの樹は1本としてありません。
奥の深い剪定作業。2人で相談しながら。
そして当地には剪定の名人、栽培の大先輩がたくさんおられるので安心です。難しい樹について相談すると、畑まで見に来てもらえるのですから!

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