Kii's Open Field

Kii's Open Field

2014年5月2日金曜日

北海道の果樹園にも春が

いつになく早く訪れたように感じる今年の春。
畑に1本だけの梅の樹が開花したのが4月30日。
さくらんぼの花はまだ蕾ですが、小さいその蕾の先端に、花びらの白い色が見え始めました。この白い部分がだんだんに風船状に大きくなり、その翌日くらいに開花します。
春の訪れが早いと感じるのは、昨年があまりに遅かったからでしょうか。
今年は平年より2日ほど進んでいるだけだそうですが。

4月の北海道における日照時間は、観測史上で最高レベルだったとか。
この話を聞いて思うことは「こんな年は初めてだ」、ということを毎年聞くということです。それほどに気候が変動しているのでしょうか。なんだか気象の変化が穏やかではなくなっているように感じます。

春の堆肥散布を行ったのは3日前、そしてあまりに雨が少ないので、5年目で初めて春にスプリンクラーが活躍、畑全体を昨日灌水し終えました。

「今年はさくらんぼの美味しい年になるぞ」と言われたのは、さくらんぼ栽培の先生でもある先輩農家さん。
この言葉を信じたい。

青い空に梅の花

顔を見せ始めたさくらんぼ(水門)の花


                                            ホームに戻る

2014年4月22日火曜日

ブルーベリー 春に向けて

春に向けて、と書きましたが、
もう春ですね。

でも、まだ樹々の覚醒はゆっくりです。
さくらんぼも、西洋梨も、梅も、ブルーベリーも、芽が緑色で、
いわゆる「発芽状態」になっています。
きっと、根も活発に動き出していることでしょう。

ブルーベリーのチップを剥がすと、そんな活発な根が見えました。
そこに、水で湿らせたピートモスを足していきます。
そして、チップを元に戻し、それから、近所の平飼い卵農家さんからいただいた、
鶏ふんを撒きます。


  チップを剥がしたところ。毛細管のような根が露出。

                                 ピートモスを敷き、その上にチップを戻していきます。


                                            ホームに戻る


2014年4月20日日曜日

ブルーベリー剪定

北海道ではブルーベリーの剪定は雪が解けてから。
なぜかというと、凍害の確認をしてから、ということです。
冬剪定は本来、休眠期に行えば良いので、11月に紅葉してから4月後半に芽が膨らみ始める前までが剪定期となります。ところが、北方での栽培に適している、といわれるハイブッシュ系のブルーベリーも、意外に低温に弱く、凍害に見舞われた枝は、翌春芽吹きません。凍害の有無を見分けるには、雪が解ける頃(4月中旬頃)からというわけです。
ちなみに、夏季剪定は普通は行いません。

畑のブルーベリーは約180本。
まだようやく4年目の若い樹ばかりです。
冬囲いを外すと、既に元気な若芽は膨らみ始めていました。
これからもっと樹を大きく育てたいので、細くて小さい枝を切除。
実をたくさん採りたいのをぐっと我慢して、花芽を思いっきり間引きしました。

この後は、敷き詰めたチップを株元だけ剥がし、ピートモスを足して発根を促します。
それから、平飼いの卵農家さんからいただく予定の鶏ふんを撒いていきます。

あとは・・・、
飛来するマイマイガの幼虫との闘いが今年も待っているのでしょうか。
あまり雨が少ないと、水やりもします。

今年も大粒の甘い果実が成りますように。




                                            ホームに戻る

2014年4月7日月曜日

タネ交換会を終えて

余市の同好の士、少数精鋭で集まった「タネ交換会」。
にんじんの黒田五寸、栗いんげん、トマトのサンマルツアーノをもらいました。

種をもらいましたが、それ以上に、その場で交わしたおしゃべりが一番のもらいものでした。
で、さっそく撒きました。
うちの豆たち(やはり地豆のパンダ豆、貝豆、それにハーブ類を少々)も一緒に。
すべて自家用途です。

まだ畑は雪の下なので、ハウスの中で育苗します。
加温はしていませんが、日中は20℃を越えます。
夜は0℃近くまで下りますが、ポットは地面から浮かし、ビニールシートを被せます。

今日のニュースで、札幌市の積雪がゼロになったと聞きました。
こちら仁木町でも、あと数日で平地の雪はなくなってしまうと思われます。


ポットは板材のプールに浸かっています。
下からの灌水です。
ただし、程よく水漏れして翌日には要補給・・・

ハウスの外は2日前に降った雪が残っているのが見えます。
春はまだもう少し先のようです。

                                  ホームに戻る

2014年3月30日日曜日

まちの宝

子どもたちが楽しそうにのびのびとうたっている。
一瞬、わざとではないかと思えるほどの笑顔。
これ以上は無理というくらいに口をいっぱいに開けて。

仁木フルーツ合唱団、スプリングコンサート。
町の小学生、中学生30名ほどが力いっぱい日頃の練習の成果を出し切る。

発声は決して洗練されているわけではない。
ハーモニーも完璧とはいえない。
けれども、その真剣な表情と、素直な声を聴いていると、自然と涙腺が緩んでくる。

最後には子どもたちとともに、指揮の先生まで踊り出す。
仁木町民センターでは、子どもたちを讃えるたくさんの聴衆が聴き入っていた。

写真が小さくて表情がよく見えない・・・



                                  ホームに戻る

2014年3月27日木曜日

雪が融けていく・・・

冬が終わっていくのでだろうか。
春の勢いが増してきている。

ここ数日の晴天と高温で、130cm以上積もった畑の雪も、あと50cmを切った。
こんな早春も珍しい。
心なしか樹々の芽も膨らんできたように見える。
根はきっと動きはじめているに違いない。
同じように季節は巡るけれども、毎年違った顔を見せてくれる。
普段は穏やかに、時には厳しく怒り、人の力ではどうすることもできない。

今年もこの自然と向き合っていこう。

上の写真で、株元の黒っぽく見えるのは、融雪剤として撒いた牛糞堆肥

                                  ホームに戻る

2014年3月22日土曜日

家の中をすべて紙で飾ってしまうアート


仁木町を余市川沿いに遡っていき、やがて国道5号線と別れて蛇行すると、銀山という集落があります。
さらに行くと隣の赤井川村に至ります。

その銀山にお住まいのSさん。
お宅に入るといきなり紙を貼った石が迎えてくれました。
紙には小さい丸がとてもたくさん書かれています。
Sさんの家は、壁はもちろん紙が張ってあります。
さらにその上に、紙のオブジェが。
オブジェは天井からあちこちからぶら下がっているものもあります。
金属製の柱には小さな円盤たち(紙に包まれた磁石)が張り付いています。
よくよく見ると、ところ狭しと部屋中至るところに紙の模様があります。
壁に限らず、机でも椅子でも棚でも置物でも、居間も和室もキッチンも。
それらが皆、アートなんです。
今は雪に埋もれているけれど、庭もまた別世界のイングリッシュガーデンが構築されているはず。

今のところ、Sさんの紙のアートを観られる場所は限られています。
近い将来、ひょっとしたらどこか公共の場所で、かわいい紙の模様に出会える時が来るかもしれない、
そんな気がします。



玄関の石は、最後におねだりして貰って帰ってきました。

                                  ホームに戻る

2014年3月18日火曜日

昨日は剪定日和、今日は・・・

ようやく春も近づいてきた様子。
気温も徐々に上がり融雪が進みます。

3月に降った大雪で、西洋梨の下枝は雪の下。
それをプラスチックのスコップで掘り出して剪定します。
積雪高さは約120cm。
降ったばかりはふわふわのパウダースノーだけれど、何度か表面が融けて、また積もってと繰り返す内に、雪自身の重みも手伝って雪が締まって重く硬くなっていきます。
最近は少し暖かになり、何本かの樹を掘り起こすと汗だくになります。

西洋梨の枝は、実がなると下垂していきます。
枝は立ち上がっている方が勢いは良く、伸長も早いですが結実しにくい性質があります。
逆に下垂した枝は結実しやすいですが、あまり下がると花や実に栄養がいきにくくなります。結局、程々に勢いの良い枝に結実させると、秋に良い実が成ります。そんな枝が多くなり、それぞれの枝が陽当り、風通しが良くなるように枝を更新していきます。

樹の大きさにもよりますが、1本の樹を剪定・誘引するのに、約1時間くらい掛かります。
さくらんぼ、プルーン、西洋梨の成木が約230本、その他に若木が100本ほどあります。
1本ずつ枝ぶりも育ちも性質も違うので、その年の成長を見ながら鋏の入れ具合を加減していきます。

今年は豊作でありますように、大きな自然災害がありませんように。



                                 ホームに戻る

2014年3月17日月曜日

にき♡あんぬ満開

早すぎる満開。
剪定して惜しくも(?)切り落とした枝を家に持ち帰り、
昼は20℃以上、夜でも10℃前後の室内に置いて約2週間。

綺麗に満開。
でも、よく観ると自然の開花とはどこか違っている。
花にちょっと元気が足りない。
どことなく小さく力弱い。
葉が出るのが遅い。
根がなく水の吸い上げだけでは栄養が足りないのか、
太陽の直射がないからなのか。

目的はふたつ。
ひとつは花芽が凍害に遭っていないかなどの確認。
もうひとつは、ひと足早く春を楽しむため。

今年の春は早いという人もいるけれど、まだ畑の積雪は120cm近くも残っている・・・

書き忘れるところでした。「にき♡あんぬ」本当はゴールドキングという名のさくらんぼ。馴染みのないこの品種は、実は北海道はこの仁木町で偶然発見されたもの。その実生が育った農家さんの畑がすぐ近所にあります。
私たちはゴールドキングという名前がどうも好きになれず、さくらんぼのお客様に呼びかけたところ、大好きな富山の居酒屋「真酒亭」のご主人に名づけていただきました。真ん中の♡を入れるところまでご指定です。

肝心の味ですが、これが完熟すると佐藤錦よりも糖度が高く、その甘さに驚く品種です。
今年も美味しく実りますように。




                                 ホームに戻る

2014年3月4日火曜日

ぶどう果汁の瓶詰め始まる

晩秋に収穫したぶどう果汁がなぜ今ごろ?
冬眠でもしていたのか・・・

そうです。
眠っていました。
生のぶどうを搾った後、滅菌密封されて3ヶ月以上も。
その間、静かに酒石酸の澱(オリ)が沈んでいきます。
びん詰の前に、写真のような遠心分離器に掛けて、もう一度澱を除きます。
こうして、ぶどう以外の材料は一切使わず、自然の恵みを受けたぶどうの風味を閉じ込めた果汁ができあがります。この遠心分離器はドイツ製で、ワインの製造で使われるもの同様とのことです。

さて、今年の出来栄えは??




                                 ホームに戻る